50代・60代のための新ブランド「BLANCODE」
中年層以上の女性をターゲットにしたシニアアクティブウェアを展開
シニアの体形に合わせ、スタイリングは若く
オンラインに進出後、下半期には百貨店へ参入を目標
Samsnite(サムナイト)コリア、TMTトレンドの本部長を務めたイ・ジョンソン代表が1年余りの準備を経て、50~60代の女性をターゲットにした婦人服ブランド「BLANCODE(ブランコード)」を設立した。
「BLANCODE」はホワイト、基本という意味を持つフランス語の「BLANC」と規約や慣例、記号を意味する「CODE」を合わせた言葉で、基本に忠実なブランドになるという思いを込めた。
主要なターゲットは若い世代のファッションやスタイリングに関心を持つ中年層以上の女性だ。「若い人の服はシニアの体形に合わない」という先入観をなくし、ターゲットの体形に合わせたデザインが特徴のアクティブシニアウェアを展開する。
変わらず長く着用できる高品質の生地を使用しており、東洋画のようなデザインや刺しゅうがポイントだが、適正な価格で提供する。今回のS/Sシーズンではワンシーズンだけ着用し捨てることにより生じる環境汚染問題を喚起するためにも継続して着用ができる価値を反映させた。
流通戦略はまず、オンライン市場に進出した後にオフライン店舗(実店舗)へ拡張する計画だ。
新型コロナウイルスの発生以降、50~60代の女性消費者によるオフライン店舗での買い物は従来に比べ半数に減少し、オンラインを多様に選択していることによりオンラインコンテンツに力を注いでいる。
MZ世代(ミレニアル・Z世代)が親のプレゼントを購入する手段としてオンラインを選択する割合が非常に高いという点も考慮された。
今年の上半期には「W.CONCEPT」などのファッション専門モールや、「SGG.COM」、「GS SHOP」、「CJmall」、「ロッテホームショッピング」、「現代Hモール」などの総合モールを対象とした営業に集中し、秋シーズンには百貨店へ入店することを目標にしている。
「BLANCODE」は商品企画から生産、マーケティング、流通に集中するために、デザイナーブランド専門のフルフィルメント会社「GOOD LUCK GOOD LUCK」と契約し、物流にかかるコストの削減と業務効率化を図ることを期待している。
[出典 : ファッション専門メディア ファッションポスト http://fpost.co.kr/ ]