MUSINSA、昨年3,300億ウォンの売上
<俳優ユ・アインと撮影した広告動画 photo=store.musinsa.com >
売上高成長率51%、取引額1兆5000億ウォン(約1400億円)と推定
入店ブランド6,000店を突破…今年の取引額は1兆7000億ウォン(約1600億円)を予想
オンラインファッションモール「MUSINSA(ムシンサ)」が昨年、3,319億ウォン(約320億円)を売り上げたことを明かした。これは2019年に比べ51%増加したことになり、取引額の推定値は約1億5000億ウォン(約1400億円)だ。
その反面、昨年は大規模な人材採用と、新規サービスをリリースする為の投資拡大、入店ブランドの広告・マーケティング活動の拡大により、営業利益は2019年より7%減少した455億ウォン(約44億円)となった。
MUSINSA側は新規会員の増加と入店ブランドの成長、PB(プライベートブランド)である「MUSINSA STANDARD」の拡大が売上実績の成長につながったと分析した。また開発、営業、マーケティングなどの事業全般の大規模な人材採用により従業員数が2019年に比べ50%増加し、限定品マーケットサービス「soldout」やファッション専門MCN(マルチチャンネルネットワーク)の「Original Lab」を設立するなど新規事業への進出、入店ブランドのグローバル進出の為のインフラ構築などに投資したことにより営業利益が減少したと説明した。
2021年3月末を基準としたMUSINSAの入店ブランド数は6,000店舗を突破し、2020年の会員数は840万人となった。今年、MUSINSAは取引額1兆7,000億ウォン(約1600億円)を目標とする。
今後は入店ブランドへのサポートを強化していく予定で、特に年間の売上高が50億ウォン未満の中小ブランドを対象に、屋外広告を出す比率を年40%まで拡大する予定だ。MUSINSAは現在、ソウル市内の3か所に屋外広告を設けている。また、韓国の芸能人やインフルエンサーのマーケティング会社9社と提携を結び、MUSINSAが費用を負担して入店ブランドの協賛品の提供を行う。
中小ファッションブランドに生産資金を無利子で融資する同伴成長プロジェクトの支援金も拡大する計画だ。今年はS/Sシーズンを控え、すでに実行された70億ウォンを含んだ年間200億ウォン(約19億円)まで支援する。現在までの累積支援金は468億ウォン(約45億円)だ。
MUINSAのチョ・マンホ代表は「韓国内のファッション市場でMUSINSAが占める規模はまだ小さく、今年はより一層成長するために努力する」と話し「入店ブランドのサポートを強化し、新規カテゴリの拡大、プラットフォーム機能拡張の柔軟性を確保する為の改善作業に力を入れていく」と明かした。
[出典 : ファッション専門メディア ファッションポスト http://fpost.co.kr/ ]