2021青龍映画祭、主演男優賞のユ・アイン「使われる準備はいつでも出来ている」
俳優ユ・アインが『2021青龍映画祭』で主演男優賞を受賞した。
9日午後9時、仁川パラダイスシティにて第14回青龍映画賞の授賞式が開催された。
この日、授賞者として登場したチョン・ウソンは「今年は誰が受賞してもいいような良き同僚、先輩方々とこの場に同席する事ができ嬉しい」と話し、ハン・ヒョジュは「親友のイ・ジョンジェさんも候補に上がっているが、受賞しそうか」と尋ねた。チョン・ウソンは「私も気になっている。本当に気になる。」と笑った。
今年の主演男優賞の候補は『音もなく』のユ・アイン『KCIA 南山の部長たち』のイ・ビョンホン『ただ悪から救いたまえ』のイ・ジョンジェ『鋼鉄の雨2:首脳会談』のチョン・ウソン『ただ悪から救いたまえ』のファン・ジョンミンら5人だった。
そして主演男優賞の栄誉に輝いたのは『音もなく』のユ・アインだ。ユ・アインの名前が呼ばれると大きな涙を浮かべ、驚いた表情を見せた。
そして舞台へ上がったユ・アインは「最近、イ・ビョンホン先輩と『勝負』の映画撮影現場で舞台恐怖症について話したことがある。イ・ビョンホン先輩も舞台に上がる時は緊張され、観客に対してどんな話をしようか、どんな良い話をしようか、舞台への重みを感じると話された。過ぎた時間を振り返ると励ましになった」と明かした。
そして「今ここにいらっしゃる先輩の方々には沢山のことを学ばせていただき光栄だ。俳優という夢を見られるよう、長い間前を走りその座を守り続けて下さった方々だと思う。この場を借りて、感謝をお伝えしたい」と付け加えた。
ユ・アインは「映画について話をしたい。低予算の上、とても独特でちょっと変わっている好き嫌いの分かれる映画だ。一年、また一年が過ぎる度にどんな作品に参加すべきなのか悩みが膨らむ」と話し「興行200億ウォンほどの大作映画をやれば皆に好まれるのではないか、など考えたこともある」と告白した。
しかし「ホン・ウィジョン監督が下さった提案は俳優として初めて、初心に返らせてくれる作品だった。危険な要素も多く大変なこともあると分かっていたし、映画のクオリティが保てるのか懸念もあったが、最も大きい価値があると思った事は、その新しさや監督の持っている倫理意識だった。映画で何をすべきなのか知っている方との仕事は嬉しい。いつでも使われる準備はできている。思う存分使って欲しい」と胸の内を明かした。
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