ネイバー、ワットパッドの買収に日本メディアも「反応」
ネイバーが世界最大のウェブ小説サイト、ワットパッド(Wattpad)を買収したことについて、日本のメディアが関心を示している。
日本経済専門メディアである日本経済新聞は20日、ネイバーのワットパッド買収のニュースを伝え
「ネイバーが全世界9,000万人の会員を保有しているワットパッドを取り込み、自社のコンテンツ事業の幅を広げる」と説明した。
同メディアは、「ネイバーは自社で事業を立ち上げる傾向が強く、これまでのM&Aは技術を取得するためにベンチャー企業を買収することが多く、買収金額が1億ドルを超える案件は今回が初めてと見られる」とし、今回の買収がネイバーとしては異例のケースだと強調した。また、「ネイバーが今回の買収で自社のスマホ向け漫画配信サービスである「ウェブトゥーン」との相乗効果が大きいと判断した」とも伝えた。
IT専門媒体であるTechCrunchJapanは、ネイバーがワットパッドの事業の一部をウェブトゥーンと統合すると見られると伝えた。TechCrunchはネイバーのウェブトゥーンが何千もの漫画を掲載するプラットフォームだとし、2020年8月現在の月平均6,700万人以上の利用者を保有していると説明した。
先立ってネイバーは、前日に理事会を開催し、ワットパッドの買収を決意したと発表した。ネイバーは約6億ドルでワットパッドの株式全100%を買収することとなり、今回の買収でネイバーはウェブトゥーンと、ウェブ小説の分野でそれぞれ世界1位のプラットフォームを保有することになったと伝えた。
[出典 : ワールドワイドウェブトゥーン http://wwwebtoon.com/ ]